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21世紀のロビンソン・クルーソーは、どんな生活をするのか

最寄の小学生にすすめられて「秘密の島のニム」を読んだところ、その現代人ぶりに衝撃を受けたので、少し追及してみることにする.南の島に住んでいるキャラクターと言えば?と聞かれたら、だいたいの人はデフォーの「ロビンソン・クルーソー」と答えただろう.宗教心以外は「文明人」らしいことを閉じ込め、土地を開拓し、狩りをし、フライデーと暮らす・・、と.でも、21世紀に書かれた小説に登場する南の島のキャラクターは、モバイルで、フラットで、ソーシャルで、フリーで、エコなのだ.なんてったって、イマドキの子どもは誰も知らない南の島に住んでいても、eメールをする.
※ ニムは好んで南の島に住んでいて、ロビンソン・クルーソーはそうでないことは、置いておくことにする.

ウェンディー・オルー (著), 田中 亜希子 (翻訳)


この本は、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲール・ブレスリン、ジョディ・フォスターとジェラルド・バトラー主演で、「幸せの1ページ」という(謎の)名前で映画化されている.ストーリーを知らない人は、続きを読む前に予告編を見てね.


さて.

  • モバイル 科学者である父親ジャックは、インターネットを通じて研究成果を発表し、他の科学者と意見交換をしている.うらやましい限りのモバイル・ワーカーではないか・・!?
  • フラット ロビンソン・クルーソーとフライデーの上下関係なんて、思いつきもしないだろう.父親とは協力して作業を行い、どちらかがいない時は補いあう.(もちろん、動物も手伝う.)
  • ソーシャル 誰も場所を知らない南の島に住んでいるが、赤の他人とeメールでコンタクトを取ることに、まったく抵抗がない.だからといって友だちがいるわけではないので「ソーシャル」とはちょっと違うかもしれないが、それだと困ってアレックスに助けを求める、というストーリーが成り立たないのでヨシとしよう.
  • フリー 情報は独り占めするものではなく、知っている情報は交換しあう.
  • エコ これは当たり前か.ニムは自給生活以外に、ソーラーパワーで電力をつくりだしている.

インターネットとメールがあるから生活が違うんだよ、というわけではない.そのツールが生活の中にあるがために、本質的に違う生き方をしているのではないか、ということだ.

まぁ全体的には手抜きの考察なのだが、まさか小学生向けの本から、こんなことを考えさせられるとは.


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Discussion (コメント歓迎)

2 comments for “21世紀のロビンソン・クルーソーは、どんな生活をするのか”

  1. 本当の孤島よりも、インターネットとメールのない生活環境の方が孤島になってきてるのかな・・・

    Posted by まりりん | November 9, 2008, 9:37 pm
  2. ・・うまいこと言うね.

    Posted by Tomomi Sasaki | November 11, 2008, 11:27 pm

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